真実はまだまだはるか彼方に/足立らどみ
つまり、「自分とは何者か」という原初的な確立の欲求。
この段階では、他者を犠牲にしてでも自分を守る。
ここまでは、自己保存として必要な段階でもあります。
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?アンチテーゼ:他者の出現(否定)
やがて他者の意識が現れ、衝突が起きる。
これは「主人と奴隷の弁証法」にも通じます。
他者が存在することで、
「自分の意識が他者からも認められなければ本物ではない」
という気づきが生まれる。
つまり、自我の絶対性は否定される。
ここで自己中は打ち砕かれ、
“関係性の中でしか成立しない自己”が見えてくる。
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?ジンテーゼ:自己主張(総合)
否定の否定と
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