真実はまだまだはるか彼方に/足立らどみ
 
の冗談版になっている。
見た目はカオス、中身はヘーゲル。最高です。

?

?さて、「ジンテーゼが崩壊したネット社会」について。

ヘーゲル的に言えば、人間社会の発展とは
「他者を媒介にして自己を知る」歴史的プロセスです。
つまり、対話 → 承認 → 新しい秩序(ジンテーゼ)。
ところが現代ネット社会では、
この循環の**“媒介”**がことごとく壊れているのです。

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1. 【他者の不在】

SNSや匿名空間では、他者が「実体」ではなく「アイコン」になってしまった。
ヘーゲルのいう“他者の承認”は、もともと相手が現実にいることが前提。
しかしネットでは、他
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