整えた銃なら当てることは難しくない/ホロウ・シカエルボク
 
成されたひとつの文章として成り立ち始めていることを知った、人生とは、人間とは奇妙なものだ、正解から目を背けて生きることこそ正解だと信じて疑わないやつが居たり、俺のように自分自身の正解に憑りつかれて遮二無二生き続けるやつも居る、どちらがどうなんていう話をするつもりはない、どうせそんな話は自分以外の誰をも納得させることは出来はしない、どんな選択をしようがしまいが、人は選択した人生を生きていくしかない、どんな人生を選ぼうと成果も後悔もあるだろう、ならば俺は自分自身の為の人生を生きたい、まあ、もともと俺はそれ以外に選ぶことは出来ない性分だからね、どんな人生を生きたとしても必ずどこかでここに辿り着いただろう
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