全行引用による自伝詩。 02/田中宏輔2
 
ないということを教えてくれました。
(P・D・ジェイムズ『神学校の死』第二部・19、青木久恵訳)

 人間が一生許すことも忘れることもできないもの、それはその人間が幼くて無力であるときに受けたひどい仕打ちだ。
(P・D・ジェイムズ『皮膚の下の頭蓋骨』第五部・37、小泉喜美子訳)

(…)ある哲学者の言葉を、確かロジャー・スクルートンだったと思うけど、思い出しましてね。?想像したものが与える慰めは想像上の慰めではない?
(P・D・ジェイムズ『殺人展示室』第二部・19、青木久恵訳)

詩はかならずしも意味をもたなくてもいい、自然のものがしばしば意味をもたないように。
(ウォレス・ス
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