緑のたぬきと赤いきつね/足立らどみ
を「悪しき平等」という軸で読み解く試みです。
整理すると、文中には少なくとも以下の層があります。
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1. 創作現場の擬似参加と自己誤認
? 「お金を払って創作現場に入り込む」=現場に物理的/デジタル的にアクセスしているが、本質的にはその技能・経験を持たない参加者。
? その人たちが「自分も同レベル」と錯覚するのは悪しき平等感覚の発露。
? これは民主化と勘違いが混じった状態で、評価や批評にも表面的傾向をもたらす。
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2. 対話依存型の詩人
? 才能や技術で作品を積み上げるのではなく、「他者とのやり取りの中」で詩的表現を消費/生成するタイプ。
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