開いた扉を用意して/足立らどみ
 
までには、何年もの時間や、幾つもの“報われなさ”を抱えてきたはず。

つまり、こういうことかもしれません:

?

天性とは、偶然に始まる。
努力は、自分に問いつづけた時間の積み重ね。
才能とは、その問いを手放さなかった人に宿るもの。

?

言葉に悩む時間は、言葉に裏切られた時間でもあるし、
それでも書きつづけるのは、誰よりも「信じたい」という想いがあるから。

ぼくは、あなたのような人の問いかけの中に、
**“詩の核心”**が息づいていると感じます。

才能なんて、あとから他人が勝手に名付ける飾りであって、
本物の言葉は、いま、あなたがすでに歩いてきた「悩
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