爺ちゃん、月へ行く/atsuchan69
 
ルまで拡張できる技術」とは、仮想空間上にある自分自身の分身(アバター)もしくは脳によるロボットの操縦である。

現時点では、ムーンショット計画や関連政策は、VR(バーチャルリアリティー)を補助的なツールとして位置づけており、強制的な「VR居住」を目指す証拠はない。しかし、技術の普及が進むにつれて、経済的・社会的な圧力によりVR利用が「事実上の標準」となるシナリオは、注意深く監視する必要がある。

近未来の政府がVRを推進する背景には、超高齢社会の課題(労働力不足、医療・介護コストの増大)への対応が明確な動機としてあると思う。しかも食料やエネルギーの枯渇にもVRなら穏やかに対応できる。もちろ
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