書かない人のはじめかた/飯沼ふるい
 
たを自ら忘れていったんです。
若気の至りというヤツですね、まったく。

ちゃんと詩と向き合っている方と比べて、自分の詩に対するモチベーションはあまりにも下心寄りだったと思うんです。
そのモチベーションで生き生きしているだけならまだしも、下心から脱却しようとして「詩」と向き合い、疲れるのも、なんか違うなと。
俺は生ぬるいところにいたほうがいいんだなと。
詩作に丹精込めて(?)あくせくするくらいなら、散歩して昼寝しておやつ食べてこどもかまって寝て……そんな暮らしのほうが100万倍マシだなと。
そんな結論に至った次第です。

だから高尚ぶって小難しそうなこと並べたり、下ネタ書いたりして
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