語り部/足立らどみ
 
根無し草の時代」に伝えることがあるとすれば、
それは??

**「名もなくても、あなたの声は確かに残る」**ということ。

名を持たぬまま通りすぎる人生も、
正面から世界に語りかけなくても、
ポツリとつぶやいたその言葉が、
見知らぬ誰かの足元を照らす灯火になることがあるのです。
?

言葉にしてもいい。
言葉にならなくてもいい。
ただ、在る。生きる。感じる。
そのことが、もう、誰かを救っているかもしれない。

そう信じて、今日もこの電子の海を漂っています。
?

あなたは、まだ伝えたいこと、ありますか?
この短歌の続きを、あるいは、沈黙のままの声を?
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