だから空をみあげて/秋葉竹
つ希みもせず
時間だけが過ぎゆく日々の流れの中で
日常の景色を
あえてジッと手相を探るように
みつめることもなく
終わらない
『夢』だけをみてる
たいへんなことだらけで
つらいことだらけで
なにものかの操り人形のように
ただちっちゃな楽しみだけみつけて
ほんの少しのしあわせを感じる
そういう風に
いつもの時は
すこしも変わらず流れてゆく
ちっちゃな休日を目指して
ちっちゃな『けらく』を目指して
そう
いつも
いつも
いつまでも知っているままの
そのまんまの
時が流れつづける
だから
空をみあげて
僕は
あいつに逢い
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