抜けの良さをぬけぬけと語る「抜け」と「ピアノリサイタル」/鏡文志
ドリブで面白きことの披露などを求める。
ドリフがどれだけいかりや氏の元、加藤、志村らとともに、本で言う推敲編集にあたるであろう、会議を重ね、毎週傑作コントの数々を世に送り出してきたか? ダウンタウンの松本は天才だが、突出した天才の存在よりも、集団による内容の質吟味によるチームプレイを私は好む。ドリフの笑いには、ダウンタウンにはない安定感があった。
松尾芭蕉の時代には、合作としての詩があったと思う。
私がコンテストを好むのも、コンテストは採用されるまでの間、プロの審査員による目が入る。気になる時はメールが来て、こう直したほうがいいかと思いますがなどと言う指摘まで頂ける。これは裸の状態で
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