炎が喚く/ホロウ・シカエルボク
流れている、セールスに背を向ける方が信念のある音楽に出会える、それは他のどんなジャンルだって同じことだ、理由があって声を発しているものたちは社会性など問題にしない、社会的に生きようと思わない限りそんなものは無意味だ、けれど、そんな物差しを表現に持ち込もうとする連中が居る、規律や統制が必要なら大人しく社会人をやっているべきだ、人間であることとコミュティの中で生きることは同じではない、どちらを選ぶかというだけのことだ、中途半端な足跡など残しても鼻で笑われるだけ、どちらかに決めて覚悟することだ、それが真っ当さというものだ、俺は野垂れ死ぬ覚悟すら決めた、だがどうやらそうした決意と運命はそれほど連動すること
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