NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『テオと猫ガミ』全/?任勇梓 Takatoh Yuji
 
捕らへた。残酷なやうだが…護摩壇に投げ入れる。肉が焦げる臭ひ。陰慘極まりないのだが、これも、多數の家出猫と、家族の為だ。成佛してくれ、ねかうもりよ。と、
 猫ガミがぼんつ! と現れた。召喚魔法成功。テオが見るに、また少し大きくなつてゐる。これは捨て置けないな…。カン「待つてたぜ、猫ガミさんよ」猫ガミ「うわあ、カ、カンテラ」カン「うちの者が世話んなつたな。しええええええいつ!」太刀タチを揮つた。
 空が晴れてきた…。


【?】

 家出猫たちの大半は、家に帰つた。謝礼が、飼ひ主たちから、醸金された。「アルバイトどころぢやなかつたな。飛んだヤマ、になつた」外殻=ランタン、の中からカンテ
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