NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『所謂ゾンビ病について』中・後篇/?任勇梓 Takatoh Yuji
つてゐた…。
【?】
まづは、ベルゼブブ。それから、陰謀に加担してゐる、人間たち- 醫學の徒のやうな顔をした、その内實は人の屍肉を漁るハイエナども、を殺ヤらねばならない。今回はギャラなど要らぬ。俺の怒り。それが「依頼者」だ。カンテラは獨りごちた。
數日後- 。悦美、ワクチンのお蔭で、だうやら「人間らしさ」を取り戻したやうだ。「氣分はだうだい?」じろさんが優しく尋ねる。悦「わたし、今までだうしてゐたのかしら。記憶が全然、ないの」じ「記憶がない方が、いゝんだ」
巷には、治療を受けられない貧困層の患者たちが溢れてゐて、危険極まりない?態が續いてゐた。由香梨の通ふフリース
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)