frantic/ホロウ・シカエルボク
 
精神の死が、肉体の死を呼び込むのだ、目的があるものは死なない、それがすべての答えではないのか(すべてというのは言い過ぎかもしれない)?室内とは思えないほど衣服を着こんで、ディスプレイの前で意識を飛ばしている、普段は鳴りを潜めている俺に肉体構造を貸してまたひとつ詩が生まれようとしている、自覚がなければ書くことは出来ないが、無自覚をすっかり忘れてしまうとそれはただの良く出来た文章の羅列になってしまう、それは肉体と精神のバランスに似ている、その比率は時々で変化する、当然のことだ、早々に燃え尽きる気は無い、まあ、それも今となっては叶わないことだけど、人生のスケールの分だけ詩は作ることが出来る、だから生き続
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