LET THERE BE MORE LIGHT。 ──光の詩学/神学的自我論の試み/田中宏輔
値の価値転換=ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ}、この言葉こそが」「人類最高自覚の行為をあらわす表現方式にほかならない。」(ニーチェ『この人を見よ』なぜ私は一個の運命であるのか、西尾幹二訳)と、この哲学者であり、詩人でもある人物は言うのだが、モダニストたちも同様に、その奇抜なスタイルによって、「頭の最も奥深くにあるもの、事物の驚くべき相貌を表現する。」(ボードレール『一八五九年のサロン』5、高階秀爾訳)のである。「事物に現実性を与えるのは(……)表現にほかならない」(ワイルド『ドリアン・グレイの画像』第九章、西村孝次訳)。「それが/視線に実在性を与えるのだ」(オクタビオ・パス『白』鼓 直訳)。
つい
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