LET THERE BE MORE LIGHT。 ──光の詩学/神学的自我論の試み/田中宏輔
 
が単一ではなく、われわれが可滅なもの」(アリストテレス『ニコマコス倫理学』第七巻・第十四章、加藤信朗訳)からできているからかもしれない。「simile gaudet simili./似たるものは似たるものを悦ぶ。」(『ギリシア・ラテン引用語辭典』)とか、「similia similibus curantur./同種のものは同種のものにて癒やさる。」(『ギリシア・ラテン引用語辭典』ハーネマンの言葉より)とかいった言葉があり、アリストテレスの『弁論術』第一巻にも、「例えば人間と人間、馬と馬、若者と若者のように、すべて近いもの、類似したものは一般に快適である。そこから「同じ年同士はたのしい」「似た者同士
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