弔辞台本原稿 長男へ/鏡文志
は問題視し、母親は私を叱りましたが、父親は笑っていました。そして私が5年生の頃サッカー部に入っている私が同級生に嫌なことをされながら笑っているのを見ると、その同級生に対してでなく、私に対して怒りを露わにし、昔はお前はもう少し人のいうことを聞かないやつだったと軽蔑の意を露わにしました。
小学一年生の半ば頃から長男から毎日暴力を受けるようになりました。目を真っ赤にして腫れた顔になった私を見て、父親は長男にとても怒ったそうです。抵抗してパソコンを壊し、警察から精神病院へ入れられるまで長男の暴力は続きました。母親は、私が
「腹を殴られるととても痛い」
という苦情を受けて
「長男に腹だけは殴らないよ
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