言霊屋敷2024/鏡文志
胡桃の実のミルク」
これ、回文です。
胡桃:きゃーヘンターイ♪
万太郎:続いては、ハナモゲラ諸島。デタラメ日本語を披露する島だ。
店員:はがだろや〜 てめにたとぶな〜 もざもちぞ〜 とわのてふやに さてど あらなん〜
万太郎:ホォー、早速歌ですか? こらあ、また優雅な歌ですな。
店員:今の歌は、春の訪れを待つ想いを読んだ句。満開の桜を見て、ああ良いもんだなあ。そう言う想いを読んだ一作でございます。
万太郎:ホォー、では私も一昨。
「やペかき けゆやほ もひいこたせり。もざもち ぞてめに たとぶなはがだ」
ってのは、どうだ?
店員;どうだと言わ
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