言霊屋敷2024/鏡文志
 
言われましても、その響き中々悪くはない。では、ドレミファソラシドの音階でハナモゲラを一つ。
「ぞよそ いつ あられ ふ ど〜」
万太郎:ああー、なんかもう一つ括りというか縛りが欲しいねえ。じゃあ、小話を一つ。年明け、元旦の風景。

息子:おはよう、父さん。今日はせせわけのデラシネだね!

父:そう。今日はたらちねのまかへろ。おまけにしわたねまのさねぐらしだぞ。

息子:それはとっても、もひいもたせりだね!

父:うん、そう。さねぐらしのもてあたまは、こがねもちの、よう。
しりとかげのわきのしたは、そらはれたの、しょう。
まかへろそのかんつばきは、おざれろの、こう。
おれの
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