青い墓標/TAT
 
をあがめることができなければならない、すなわち、悪魔をも兼ねる神を持つか、神の礼拝と並んで悪魔の礼拝をもはじめるかしなければならない、と言った。ーーさてアプラクサスは、神でも悪魔でもある神であった』





ラプソディー

『それは天使と悪魔、男と女とを一身に兼ね、人と獣であり、最高の善と極悪であった。これを生きることが自分の持ちまえであり、これを味わうことが自分の運命であるように思われた』



ブラック・ラブ・ホール

『町を歩いているとき、町はずれの小さな教会からオルガンの響いて来るのを二、三度聞いたことがあった。止まって聞きはしなかったが、そのつぎに通り過ぎる
[次のページ]
戻る   Point(1)