ノイズの中でなら上手く眠れる/ホロウ・シカエルボク
機の連続、それは線のような点、幾つもの点が線に見えるほどの密度で並べられているのだ、そのひとつひとつの点にならなければならない、それはすべて同じ力で打たれている、同じ間隔で打たれている、同じ濃度で打たれている…語る言葉に意図があってはならない、それは言葉の意味を変えてしまう、イメージが歪められてしまう、言葉そのものの性質を変えることなく、喚起されるイメージだけが変化し続けなければならない、それが表現の純度というものだ、それはすなわち、それを綴っている人間の純度だ、そうは思わないか、音楽は必ず途切れてしまう、でもノイズは鳴り続ける、ノイズの定義は時として音ではないものまで巻き込んでいるからだ、音や、
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