詩の日めくり 二〇二二年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
というのがあるが、これは、第二次世界大戦のときに、アメリカ人がプロパガンダで、「いい日本人は、死んだ日本人だけだ」と言っていたことを、ぼくに思い出させた。

 7作目は、「無から有」万能機を手にした男の話。万能機は願い事をなんでもかなえてくれた。その代償に、石切り場で大理石を切り出さなければならなかった。不老不死を主人公は願い事にしていたので、永遠に石切り場で働かなければならなかった。

 ぼくの詩には方法詩と構造詩の2種類しかないことに気がついた。●詩や全行引用詩や『詩の日めくり』や『順列 並べ替え詩。3×2×1』のような方法詩。あるいは構造詩、長篇のみならず処女作の『高野川』に至るまで
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