詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
る人類。主人公は、人類がつくったロボットとともに敵側の惑星に赴く。作戦は失敗したが、救援を待つところで作品は終わった。主人公が人類側のロボットに、おまえも敵宇宙人のロボットのように、主人側の人間を支配したいのではないかと尋ねる場面がさいごにある。その答えは、「それでは申しましょう。あなたもおっしゃるようにわたしはあなたが嫌いだし、あなたがた人間のすべてが嫌いです」

 さいごの17作目は、フリッツ・ライバーの「変化の風が吹くとき」火星で宇宙船を操縦している主人公が、火星に降りて、火星の昆虫生物がつくった地球の遺跡そっくりな建物のなかに入る。主人公は妻を地球の原爆爆発で失くしている。生きているの
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