詩の日めくり 二〇二〇年十二月一日─三十一日/田中宏輔
がひじょうにゆっくりと通るガラスのことで、厚さによって十年分の風景でも映し出してくれるものである。物語は売り手の家族の悲劇を現わしているけれども、静謐な感慨を呼び起こす。
10作目は、ジョージ・マクベスの「山リンゴの危機」隣り合う一家同士の喧嘩。つまらないことで石を投げつけ合ったりする。ただそれだけの作品。SFでもなんでもない。
二〇二〇年十二月七日 「カミロイ人の初等教育」
11作目は、R・A・ラファティの「カミロイ人の初等教育」天才児童たちをつくるための教育プログラム。
二〇二〇年十二月八日 「海東セラさん」
海東セラさんから、詩集『ドールハ
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