詩の日めくり 二〇二〇年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
トファ・アンヴィルの「別の名」アメリカとソ連が一触即発になっているとき、脳みそが戦争にまつわる重要な言葉を使えなくする装置が使われた。それで、両参謀は戦争の仕掛けをしあわなくなるというもの。

 9作目は、エリザベス・エメットの「魅惑」城主が亡くなったので、その城の図書室の蔵書を整理するために雇われた司書の女性が、その城の亡くなった城主の存在を感じる。肖像画では醜い男なのだが、自分の顔にも痣があった。蔵書に城主の書いたものが見つかる。精神のすぐれた城主だったと思われる。

 10作目は、マーシャル・キングの「海辺の情景」第17番惑星に降り立ったものたちと、その場にいた生物たちとのディスコミ
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