詩の日めくり 二〇二〇年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
ルビ人間=じんかん}なる言葉を思いついた。まっさきに人間(じんかん)問題という言葉が浮かんだ。


二〇二〇年十月十六日 「犬の心臓・運命の卵」


「犬の心臓」を読んだ。人間の脳みそなんかを犬の頭のなかなんかに移植する話で、移植する人間がとんでもないやつなので、とんでもない犬人間が出来上がる。そこからはハチャメチャな展開で、さいごに、もう一度リセットしなおそうとするところで終わる。なんだかさびしいさいごでした。

 きょう、大谷くんからメールで教えてもらった。人間(じんかん)という言葉があるって。

 けさ見た夢は生々しかった。黒人女のストリップショウなのだった。
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