をはなしをっくるをはなしのちみっぱ/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
本や、
「グラマトロジーにつゐて」と云うジャック・デリダの本などだった。
これらの本を読んでいると深遠で遠大な、心をした主人公のイメーヂが、
かつて、マルテヰン・ブーバーの忘我の告白から、
起草されたとも云える、ロベルト・ムージルの特性の無い男のやふな、
広ゐ沃野を眺める壮健な視力を持った“すとをりゐ”のきらきらが、
Ziの脳裏を、
ヲーロラのやふに七色に巡り征き交うのだった。






自分だけのコトバが欲しかった。
だから、心のなかだけで字を書いていた、
話していた、しゃべっていた。
馬鹿にされたくなかったばかりじゃない、
何か自分が触れられる限りで、と
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