詩の日めくり 二〇一九年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
ものもいて 
両方のハサミがなくなっているものもいて 
両方ともハサミがなくなっているものもいて 
いまだに、再検討ありの付箋をつけている。 
というのも、前後の詩句の音調とのバランスがあって 
意味だけではなくて 
イメージや印象だけではなくて 
とりわけ、音調的なバランスがむずかしくて 
はっきり決められないのである。 
まあ、今週中に、この部分、決定しなければならないが。
二〇一九年七月八日 「日知庵」
来週も、火曜日、金曜日、日曜日。
二〇一九年七月九日 「考察」
さっき、塾に行く前に、自分の日記に 
どの作品も、
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