詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
化をも感じる。自分の詩句をよく見直しもせずにいる詩人の詩集など、もう読む気は失せたので、デュ・モーリアの短篇集『人形』のつづきを読みながら、床に就こう。おやすみ、グッジョブ!
二〇一八年八月二十六日 「野田順子さん」
野田順子さんから、詩集『ただし、物体の大きさは無視できるものとする』を送っていただいた。詩句の運びは、ぼく好みのなめらかさがあって、詩句も何の抵抗もなく、するすると飲み込めるものだった。詩自体のアイデアは学校ネタがほとんどで、ああ、こういうところに目をつけられたのだなと感心した。せっかく送っていただいたのだから、さいごまで読まなくては申し訳がないと思って、和田ま
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