詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
だけのものがよい。もう十年くらい、調理をしていないので、包丁もさわれない。湯を沸かすのも面倒だ。文学では面倒な作品をつくったり、面倒な翻訳はするのだけれど。それでは、スーパーに行ってきま〜す。

 そとに出たら歩いてみたくなって、西大路四条のあがったところにある「天下一品」に入って、チャーハン定食880円を食べて、また歩いて帰った。はじめは近所のスーパー「ライフ」に行くつもりだったのだけれど。気まぐれなのである。さて、これからまた、岩波文庫の『対訳 フロスト詩集』を読もう。

 寝っころがって、岩波文庫の『対訳 フロスト詩集』を読んでいるのだが、右の肩甲骨のあたりに小さな火山ほどの大きさ
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