詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
 


 フランク・ハーバートの『砂丘の大聖堂』三部作や、『砂丘の子供たち』三部作、また、ポール・アンダースンの『百万年の船』三部作のように、3冊の表紙を合わせて、一枚の絵になるようなものが、むかしは、ハヤカワSF文庫から出ていたのであった。

 ぼくの好きな表紙の本たちは、クリアファイルを細工して箱型にして閉じ込め、本棚の前部に飾れるようにしてあるのだ。ぼくの本棚は、ぼくの好きな本の好きな表紙でいっぱいなのだった。きょう寝るまえの読書は、きょう、送っていただいた藤井晴美さんの詩集『大顎』のつづきを。おやすみ、グッジョブ!

 倉石信乃さんから、詩集『使い』を送っていただいた。倉石さんの
[次のページ]
戻る   Point(13)