詩の日めくり 二〇一八年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
み。ほんと変な発想する作家だもの。

 きょうは昼まで寝ていて、そのあとはずっと本を読んでた。これからお風呂に入って寝る。おやすみ、グッジョブ!


二〇一八年四月二十日 「西元直子さん」


 西元直子さんから、詩集『くりかえしあらわれる火』(書肆山田)を送っていただいた。そのほとんどが散文詩で、言葉がていねいに織り込まれている。文節のつなぎ方が、ぼくの好みだ。ブレスとブレスのあいだで、ちゃんと息がつける。息をつけさせないところはまったくない。ごく稀なごく自然な文体だ。

 デイヴィッドスンの短篇集『どんがらがん』の読み直しも、さいごの短篇「どんがらがん」で終わりだ。それを
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