詩の日めくり 二〇一八年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
ただけだ。クスリをのんでも眠くならない。脳機能が覚醒しているのかもしれない。よし、詩をつくろう。つぎの詩の材料はぐちゃぐちゃだから、おもしろい。そのまま並べてもいいくらいだが、ベストの配置をさぐるのが詩作だと思っている。選択された言葉が適切ならばだ。

 3分の2はつくってあった。あとの3分の1をいまつくった。なんの意味もない詩だ。それでも、ぼくにだけ意味がわかる部分がある。これまたじっさいの記憶を2つ入れている。あとは適当に嘘、笑。きょうは夕方まで、これをいじくりまわそう。いま、53行。短い詩だ。短い詩も、それなりにおもしろい。

 何十回も見直しているのに、まだあった。いま、ユリイカの
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