闇も光も、すべて俺自身が作り出したものだ/ホロウ・シカエルボク
誰に見せるものでもない、俺自身がいくつかのプロセスを確認し、納得するための作業だ、首の中で折れる骨の感触が消えるまで描き続けなければならない、死にとらわれることは危険だ、特に、俺のような人間にとっては…俺がなにかを書くとき、それが文章であろうと絵であろうと、正解というのはひとつだ、そいつがのたうち回っているのかどうか…それだけさ、俺は自分の身体を掻っ捌いて内臓をばらまいているんだ、お前がいま見つめているのは俺のはらわただよ、そいつは間違いないー黒ずんだ血だまりの上で鈍重な光を落としている太陽は濃い緑色だ、想像したことがあるか?太陽が緑色をしているなんて…まるで脳味噌にバグを起こさせるためだけに輝い
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