詩の日めくり 二〇一六年二月一日─三十一日/田中宏輔
ゾーン
フィールド
ルルドの泉
そして
街は
思い出の
プレパラート
Mea Culpa
二〇一六年二月十九日 「あいつらのジャズ」
これからお風呂に。お風呂から上がったら、『20世紀イギリス短篇選』上巻のルーズリーフ作業をして、下巻を読む。
55歳という齢になって若さも美しさも健康も失ったのだけれど、そのおかげで、ぼくへの評価はただ作品の出来によるものだけであることがわかる。なんの権威もなく、後ろ盾となってくれるひともいないので、ただ才能のみによって、ぼくへの評価がなされる。あるいは評価などされないということである。
ルーズリ
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