刷り込み〜緑色に輝く透明な空の彼方に・・・/草野大悟2
 
笑顔を見つめ、側にいるだけで有頂天でした。
俺は背が高いだけの薄ぼんやりのメガネでした。彼女は輝く向日葵でした。夏休みのある日、友だち二人と家に遊びに行きました。彼女の友だち二人も来ていました。海色のピッタリしたジャージ姿の彼女にドギマギしながらピンポン、ゲーム。お好み焼きを作ってたべました。タクアンのが美味かったです。それだけで、俺は太陽の中にありました。
        ☆
高校にいきました。文通しましょう。死ぬ思いで、手紙をポストに投げ込みました。
無惨でした。キッパリ断られました。それでも俺は、日記に彼女のことを書き続け、心の空洞を埋めるために付き合い始め
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