詩の日めくり 二〇一五年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
3つ読めるかな。


二〇一五年十一月十八日 「ペンギンは熟さない。」


ペンギンは熟さない。


二〇一五年十一月十九日 「どうせ痛いんだったら、痛みにも意味を見つけないとね。」


 いま帰ってきた。学校の帰りに、大谷良太くんちに寄った。ドーナッツとコーヒーで、ひとときを過ごした。左半身の血流が悪くて、とくに左手が冷たい。父親がリュウマチだったので、その心配もあるが、叔母が筋ジスだったので、その心配もある。まあ、なるようになるしかない。それが人生かなって思う。

 西院駅からの帰り道、セブイレで、サラダとおにぎりを買ってきた。これが晩ご飯だけど、お茶といっしょに買
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