詩の日めくり 二〇一五年十月一日─三十一日/田中宏輔
日 「平凡な日常の瞬間がおもしろい。」
きょうも日知庵で皿洗いのアルバイトをしてきた。メールで、よかったら顔を見にきてねと知らせた友だちの竹上さんが来てくれて、楽しくおしゃべりした。竹上さんとは、同人誌の dionysos 時代からのお付き合いで、もう15年以上になる。大切なんだな。長い付き合いはありがたいなと思った。
永遠なんて忘れてしまった
ぼくはもう
瞬間しかつかまえられなくなってしまった
平凡なありふれた日常の瞬間を
ぼくはつかまえる
平凡なありふれたぼく自身をつかまえる
子どもだったころは
キラキラしたものにばかり目を奪われてた
いまのぼくは
平凡なあ
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