詩の日めくり 二〇一五年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
い。そのうち、どこか雑誌からでも依頼がきたら書こう。

 あははは。数学はおもしろい。何十年学んでも、学びつづけることができる。自分のなかでだけど、新しい発見があった。とても単純なことだ。こんなにクソ忙しいときに限って、なにか新しいことが目のまえに訪れるのだ。詩も同じだ。とても単純なことに気がつくことができれば、かなりの前進があるのだ。


二〇一五年十月十五日 「皿洗いのバイトが終わって」


 いま帰った。日知庵で皿洗いのバイトが終わって、えいちゃんに、焼きそばと、ポテトサラダをいただいて、おなかいっぱいになって、阪急電車に乗って帰ってきた。河原町駅で、ハーフパンツからはみ出し
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