2Χ0/末下りょう
 

うれしいこと

このままゆっくりと
大小さまざまな無数の穴を穿たれ 淫靡にひろがる穴と穴とがつながり 

やがて一つの空虚がぱっかりと残されるように 跡形もなくぼくを食い尽くしたあとは 
ぞろぞろ糞を垂らしながら闇に消えてくれるのなら

ぼくは美しくうまれなかったことを あざやかに散る種族ではなかったことを
はらの底から味わい尽くせるのだろう


ああ
けだし美少女の命はひとひらでは重すぎる



初恋-


(いじめいじめいじめ いいイメージいいイメージいいイメージ にじめにじめにじめ)
ぜんぜんみじめじゃないいじめ虹ににじめ!

放課後の屋上で溢
[次のページ]
戻る   Point(2)