詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
だ「こころが何が詩であるかを決定するのだ」という答えしかないのである。ということは、と、ここで飛躍する。「何が詩か?」という問題は、「何がこころか?」という問題に帰着するということである。「何がこころか?」は、「何が意識か?」に通じるものであろうが、「こころ」と「意識」とでは、違いがあるような気がするが、というのも、意識を失っている状態でも、こころがあるような気がするからである。しかし、「何が詩か?」という問題は、「何が意識か?」に通じるものであるということは理解されるだろう。以上の考察からわかったことは、詩の問題とは、こころの問題であり、意識の問題である、ということである。詩論は、心理学や生理学
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