詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
し、はじめてふたりの詩を読んだときは、ゲイだって知らなかったのだけれど。
あした、大谷良太くんちで、むかしの dionysos の同人たちとホーム・パーティー。いまの京都詩人会も、半分以上、dionysos のメンバーだし、長い付き合いなのだなって思う。偶然、啓文社で、ぼくが同人誌の dionysos の何号かを手にして、連絡をとったのが始まりだった。「Oracle」も「妃」も、1冊も手元にないのだけれど、「dionysos」と「分裂機械」と「薔薇窗」は、すべて手元にある。

二〇一五年二月十四日 「世界はうれしいのだ」

 いま日知庵から帰った。かわいい男の子も、女の子も、世のなかには
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