リズム、グルーブ、その連続/ホロウ・シカエルボク
 
書いている、それは底なし沼に潜るようなものだ、それは畏怖すべき行為のように思えるかもしれない、でも逆に言えば、それは潜り続けることが出来る場所なんだってことー片付けるのって、あんまりいいことじゃないよ、少なくとも俺に言わせればね…それはリズムを失う、それはグルーブを失う、それは思考を失う、それは連続を失ってしまう、一生は切り取って整理している間にも先へと進んでしまう、並べ終わることにはリアルだったものが石ころのように思えてしまう、いいかい、大事なことはひとつだ、尻尾を追いかけ続けることだ、それは真実かもしれない、あるいは実感かもしれない、ただのスピードかもしれない、もしかしたら取るに足らないものか
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