また瞬きがお前を惑わすだろう/ホロウ・シカエルボク
正解だと思っていた、いまでももしかしたらそう思っているかもしれない、でもそれは水のように描かれるべきなんだ、火は燃え上がらなければ消えてしまう、水は流れていればいいだけだ、どこかから始まって、広い場所へと流れていけばいいだけだ、燃焼には辿り着けない領域がそこには存在する、こんなものに手をつけたころに比べたら、少しは理解出来ているのかもしれないな、時々、ほんの時々だけど、俺にはこれが本当の血飛沫に見えることがあるよ、ある瞬間に訪れる完璧なリンク、ほら、俺の言ってることわかるだろう、これはテキストではない、生命の一瞬の記録に過ぎない、連続するイマジネーションは方向を必要としない、あるがままに投げ出され
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