また瞬きがお前を惑わすだろう/ホロウ・シカエルボク
 
、詩が、音楽が、ダンスが、絵が、歌が、はるか昔からそこにあることを思えば理解出来るはずだよ、運命を鵜呑みになどしない、それは役割という存在になってしまうだけだ、肉体のビートと同じ速度を掴むことだ、長い長い時間をかけて、同じ言葉を何度も試して、どこに違和感があるのか、どこが調子を崩しているのか、それを存在のすべてで感じて、少しずつ修正していくのだ、ある意味で俺は人生でたったひとつきりの長い詩を書こうとしているに過ぎない、そこにどんなタイトルがあろうと、どんな形式があろうと、描こうとしているのは同じ光景、同じリズム、同じイズムなのさ、それはあるときには火のようだった、激しく燃え上がる業火だ、それが正解
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