詩の日めくり 二〇一四年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
四年七月二十五日 「輪っか」

指で輪っかをつくると、ついその輪っかで、自分の首を吊りたくなる。

二〇一四年七月二十六日 「夜の」

「夜の」という言葉をつけるだけで、エッチな感じになるのは、なぜだろう。「夜の昼食。」「夜の腋臭。」「夜の中性洗剤。」「夜の第二次世界大戦。」なんか、燃える。いや、萌える。

二〇一四年七月二十七日 「赤い花」

 ガルシンのような作家になりたいと思ったことがある。一冊しか本棚にはないけれど、いつまでも書店の本棚に置かれているような。

二〇一四年七月二十八日 「オナニー」

 きょうも寝るまえに、小林秀雄が訳したランボオの『地獄の季節』
[次のページ]
戻る   Point(13)