詩の日めくり 二〇一四年七月一日─三十一日/田中宏輔
して読みやすい作家ではないけれど、古書でも、たやすく手に入るので、たくさんの人たちに読んでほしいなと思っている。P・D・ジェイムズの作品に、はずれは一作もないのだけれど、とりわけ、『原罪』と『正義』は、天才作家の書いた作品だと思っている。自分のルーズリーフを読み返していて、自分が書いたことも忘れているようなメモが挟まれてあったり、付箋に細かい小さな字で自分の言葉が書き込んであったりと、そういうものを見つけることができるのも、楽しみのひとつになっている。で、そのうちのいくつかのものを書き込んでいこうかな。メモの記述がいつのものか、日付を入れるとわずらわしくなるので省略した。
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ごく
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