骨になったら壺のなか/ホロウ・シカエルボク
のだろうか?俺はよほど彼の。大きさだけが頼りの男根を弄ぶような真似を止めてそのことを問いただそうと思ったけれど結局そうはしなかった、俺だってそれぐらいのことは学習した、あらかじめリミッターがかけられた思考の持ち主にその範囲以外の話をしたって理解出来るわけはないのだ…そんな話をしたって意味がないのさ、彼らはすべての話をなかったことにして、俺のことを、自分に否を突きつけるいけ好かない野郎だという結論だけを残すだろう、そして俺がそのままそいつの前から離れても、違う誰かを捕まえてまた同じような真似をするだろう…人間は考える葦なんかじゃない、実際、そこらへんの葦となんら違いなんかないものさ、いまはね―思考は
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