【批評ギルド】『煌く銀河を駆け抜ける僕の銀河鉄道』宮森 竜/Monk
られちゃったよーと思うんじゃないか。このお話
だったら一行目に「こんな夢を見る」と書いてもおもしろみは損なわれないと
思う。夢オチでびっくりして楽しむ作品じゃないと思う。
で、だね。これは夢なのでベッドで眠ってる「僕」がいて「僕」の馳せる夢は
宇宙銀河で電車を運転してる。リモートコントロールっぽいな。寝室に居なが
らにして遠い宇宙でリモートコントロール。二つの異なる座標系を二つ画面に
並べて見るような感じで読むといいんじゃないですかね。
で、おもしろいのは、夢なんだからもっとかっこよく美化したりスペクタクル
ロマンしたりすればいいのに、ベッドの「僕」も銀河鉄道の「僕」も妙に同調
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